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10年先、20年先を見据えた生活設計を話し合っておく

住宅ローンの返済計画、その一方での子どもの教育費や老後資金の準備などを考える上では、長期的な生活設計が必要になってきます。自分たちの生活が10年後、20年後、30年後にどうなっているのかを具体的にイメージして、それへの準備を行っておく必要があるわけです。家族がある場合にはまずは夫婦で、そして子どもがある程度の年齢に達しているのであれば、子どもたちの将来の希望なども聞きながら、具体的な肉づけを行っていくようにしてください。現実には、その生活設計のない人が少なくありません。

生命保険文化センターの調査によると、「生活設計あり」と答えた人は4割ほどに過ぎません。半数以上の人は「生活設計なし」としているのです。そんな状態で何千万円という高い買物を、しかも住宅ローン付きで買っていいのでしょうか。決してそんなことはないはずです。今後の生活設計を、できるだけ具体的なものにしておきましょう。少なくとも住宅ローンの返済が終わる年までの毎年の家計の見通しを数字に落とし込んでみてください。一番左側に家族全員の年齢を書き出します。次に、その年齢に応じて想定されるイベントをリストアップ、それに必要な費用を記入します。

たとえば、子どもの入進学などに伴う費用、またクルマを持っている人なら、その買換えにかかる費用、さらに、何年かに1回は家族で海外旅行したいという人なら、それを書き出すのもいいでしょう。そのほか、住宅ローンの返済、生活費や教育費などの項目を作成します。それに対して、収入がどうなっていくのか、概算でいいですから記入していきます。比較的若い人なら、年率1・2%の年収アップでもいいかもしれませんし、年配の人なら50歳以降は横ばい、もしくはダウンを想定しておいたほうがいいでしょう。その結果、毎年の収支がどうなるのかを計算し、最後の欄にはこれまでの貯蓄額にその年次の余剰金または不足分を差し引きして貯蓄残高として記載します。

住宅を買った年、また大きな支出があった年は、単年度では赤字になっても仕方がありませんが、この一番右端の貯蓄残高がマイナスになってしまうと、家計破綻を意味します。万一のケガや病気、失業などに備えて、収入が途絶えても半年程度は生活していけるだけの残高を確保しておくべきであるのはいうまでもありません。年齢が高くなってくれば、老後への準備が必要ですから、貯蓄残高を1000万円の単位に乗せる必要があるでしょう。書き込み用も用意しておきましたので、時間をみて、ぜひご家族で記入してみてください。